ガチャ!!




「わぁっ!!」


屋上のドアノブに手を掛けようとすると、ドアが私から逃げるように離れていく。


それによって、開けようとしていたドアが無くなり、私の身体は前に倒れて行く。



倒れる!!!



そう実感して次に来る衝撃にギュッと目を瞑った。






あれ???






倒れない??



それに……




「… 痛くない?」



ゆっくりと目を開けると目の前には、肌蹴た胸元が目に飛び込んできた。




えっ?


ちょっとっ!!!!





これって抱き締められてる!?