「いたたっ!!もっと優しくしてよ!」


「もう、翔ちゃん何考えるかな?5人の先輩に立ち向かうなんて...」


「だってさ......」



バチんっ!!



「痛っ!」



優しくだけど傷口を叩く紗良に、涙目になりながら紗良をみた。



「少しは気にしてってさっき言ったばかりでしょ?」


「うぅ......」



だってさ、身に覚えないのに叩かれたらムカッと来るでしょ?

あの後、やり返しをした私は再び女の人達を怒られせた様で...最終的には1対5のやり合いになっていた。


止まらなくなった喧嘩を止めたのは、意外にも......






新堂先輩だった。