!!!!?






驚きすぎて声が出て来ない。

昼間、この人から逃げてここへやって来たのに、来たのに…



目の前の彼は、昼間とは全く違う…。






「要、邪魔しないでよ…」




眠そうな声で言い放つ田中先輩。






─────ドンっ!!




「!!!!」




新堂先輩が手で壁を叩いた。







「違うって思ってたけど、やっぱり君も他の子と一緒だね」




「…えっ?」





初めて見た…。

こんなに冷たい目をする人。





…新堂先輩…







そのまま新堂先輩は、何も言わずに屋上から出て行ってしまった。