「っ!!」


「大丈夫?」


「だ、大丈夫です」


「そっ、なら良かった」



そう言いながら私の頭を優しく撫でてくれた。



キュンって心が騒ぎ出す。


「あ、あの今どけますから…」


「いいよ、このままで」


「えっ!?あ、あの…田中、先輩…」






そう、助けてくれたのは昨日知り合った田中先輩。