駆け出して無意識に向かっていた所は、屋上だった。




今日は、誰も居ないよね!?




ドアを開けクルクルっと辺りを見渡した。





「人影、人の声無しっ!!」




自分に言い聞かせるように呟いた。


なんだろう、ここ二日…。屋上に来るのが日課みたいになってる。





ふぅーーっと身体に有ったものを吐き出すかのように息をはく。