結衣の後を追いながら体育館に向かうと既に紗良は、部活に来ていて準備に追われていた。


このままじゃダメだ!


そう思っていても行動出来ない私は、本当に意気地なし。



「はぁーー」



大きなため息を吐くと、急に体育館に悲鳴が沸き起こった。





何事?と思いながら辺りを見渡すと女子に囲まれている一人の人に視線が向かった。





はぁ?なんで??





目の錯覚!?と思いながら目を擦るも、錯覚ではなく確実にその人物は、体育館に居る。