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_______…



さくら「さっきのあの方…誰なのでしょう…」


さくら姫は、
あの男性のことがなかなか頭から離れず、
そのことばかり考えていました。


すると、


__コンコン…


マリー「はい。」


ガチャ…


さきほどの案内役、ロンがドアの前に立っていた。

ロン「ソラ王子がお戻りになられました。あらためてご挨拶をさせていただきたく、『玉座の間』へお越しいただけますか?」


マリー「かしこまりました。支度をして、すぐに向かいます。」


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_____玉座の間


ロスマン帝国の王「さくら姫、たびたびすまない。ソラが戻ってきたため、紹介させてくれ。」


さくら「…!」


さくら姫は、紹介された男性を見て驚きました。
さきほど見かけた、あの白馬に微笑む男性だったからです。


ソラ「はじめまして、さくら姫。わざわざ遠方からようこそお越しくださいました。わたくしは、ロスマン帝国王子、”ソラ”と申します。以後、お見知りおきを。」

そういったソラ王子の目は、
ひどく冷たく、やはり先ほどの男性と同じ人物には見えません。

さくら「ソラ王子。こちらこそ、よろしくお願いいたします。」


さっきのお姿は見間違いだったのだろうか…
でも、どうしてもそうは思えない…

そんな葛藤と疑問が、さくら姫の頭のなかをいっぱいにしました。
そしてどうしてもその謎を解き明かしたい、と思うのでした。