「寂しい思いをさせてしまっているからな」
「そうよ〜気にしないで」

お父さん、お母さん…

「二人こそ、気にしないでいいのに…」
「ふふっパーティが始まるわよ。
 行きましょう?」
「…うん、」

パーティは私の家の地下にある大広間で行う

「皆さん、本日はお越し下さり、ありがとうございます」

お母さんの声で、来てくださった方々がこちらを向いた

「本日は、娘が帰ってきた記念のパーティですわ。
 是非、お楽しみください」
「では、乾杯!」

お父さんの乾杯の合図で、
会場にいる多くの大人がお酒を飲んだ
…ちなみに、私は水だ

「ユリ」
「何でしょう、お父様」
「挨拶に行こう」
「ニコッ畏まりました」

お父様と共に、いつもお世話になっている方々に挨拶しに行った
そして、最後に…

「皇くん、」
「おや、劔くん。久しいね」
「あぁ、」

ヒナタのお家の人にも挨拶しに行った

「ヒナタくんは確か…高校3年生だったか?」