「だから、その理由を聞きたいんだ…!
 他の人たちはみんな、家にいたみたいだし…」
「…教える義理はない」
「だから〜っ!!」

…会話が成り立たない、
ヒナタが何か言おうとしたのを、

「あぁもうっ!!テメェ、なんでそんな態度なんだよっ!?」

…うるさいバカが遮った、

「っ、、うる、さい…」

私はもともと、耳がよくない…
っていうのも、アメリカに行ってから起きた事件のせいなんだけど…
まぁ、それは置いといて…
だから、急に大きな声で叫ばれると、
耳への影響がよくないから…
私の周りの人はあまり叫ばない
叫ぶとしても、私が補聴器をつけているときだけ

「っあ、、わりぃ…」

急にうるさいバカがハッとしたような表情で謝った
…のを無視して、私はヒナタに向き直った

「…いくら、昔の幼馴染とはいえ、簡単に言えることじゃないの。
 家族にも、話していないから」
「っ、家族にも、?」

私が言った言葉に、ヒナタは驚いた顔をした