「夏鈴!!何があったの?大丈夫?」

由衣が心配そうに見つめる。2人が出たあと、夏鈴に近づき、聞く。

「お父さんの機嫌をそこねた、、、。あとお父さんが3人の男性を連れてきて、、、それで、、、。」

夏鈴はそれ以上話さなくなった。由衣は驚き、夏鈴を抱きしめる。

「夏鈴。大丈夫だから。落ち着いて。
なんですぐ連絡してくれないのよ。いつも何かあったら、すぐ言ってって言ってるじゃん。心配するよー。」

「由衣ー。ありがとう。」

そう言って夏鈴は涙を流す。

「これからどうする?うちに来なよ。」

「うーん。どうしよー、、、。中川さんも家にいていいって言ってくれて、日用品とか買ってもらっちゃたんだよねー、、、。」

「まじか。中川さん優しいね。夏鈴は中川さんといて怖くないの?」

「うん。中川さんのことは全然怖くない。むしろ安心するっていうか、、、。」

「そっか!じゃあ今日は中川さんの家で過ごすといいね!また別の日にうちにおいでよ。」

「ありがとう。」

「どうして中川さんの家に来ることになったの?」

夏鈴は陸斗の家に来ることになった経緯を説明した。