「もしもし夏鈴ーー!!どうしたの?何があったの?てか今、中川さんと一緒にいるってほんと?大丈夫?」

翔太から陸斗の家にいると聞いて、由衣があわてて電話をかけてきた。陸斗の家にいるということは夏鈴によっぽどのことがあったんだと思い、いてもたってもいられなかった。

「由衣ー、わざわざありがとうね。昨日から中川さんの家でお世話になってるんだ。」

「大丈夫??」

「うん。ありがとう。」

「うちにもいつでも来てもいいからね。何か必要なものとかない?」

「大丈夫。ありがとう。」

そう言って通話が終わった。

由衣は夏鈴が心配でならない。陸斗には心を許してる感じがしたが、さすがに男性と過ごすのは夏鈴にとってしんどいんじゃないかと思う。だけど、陸斗の家に行くわけにもいかないし、、と1人悶々としていた。

由衣の表情を見て、翔太は

「今から陸斗の家行くか??夏鈴ちゃん、俺の事怖かったら帰るし。心配なんだろ?陸斗に連絡してみるから!」

そう言って、翔太は電話し、陸斗の家に行くことになった。