「昼ごはん食べて帰らね?」

陸斗はそう言って近くの、イタリアンに入った。
夏鈴は気を使ったが、陸斗の有無も言わさぬ食べろという圧に負けてありがたく奢ってもらった。

日用品は夏鈴は断ったが、ドラッグストアで陸斗がガンガンカゴに入れたので、シャンプーや洗顔などひとまず生活出来る品は揃った。

家に着くと、夏鈴のスマホが鳴る。