家に帰りたくない、だけど、疲れて眠たい。
2日間色々ありすぎで、悩んでいたら、あっという間に家に着いた。ドアの前で深呼吸をし、開けた。
幸い家には誰もおらず、自分の部屋に入った。

(連絡しなきゃだよなー。なんて書こう、、、。)
心の中でそう呟き、ため息が出た。

友達が少なく、連絡を取り合うことがほとんどない夏鈴にとって、昨日知り合った、しかも男の先輩になんて書けばいいのか分からなかった。

何度も打っては消してを繰り返した。

｢お疲れ様です。家に着きました。ありがとうございました。｣
と当たり障りのない文章を送って、眠りについた。