由衣の家に着く。

「夏鈴。今日は嬉しかった。これからよろしくね。
困ったこと、辛いことがあれば、必ず相談して。今度は絶対助けるから。」

「ありがとうございます。私もとても嬉しかったです。ネックレス一生大切にします。陸斗には助けてもらってばかりで、感謝してます。大好きです。」

夏鈴は頬を赤らめてこたえる。

「夏鈴、キスしていい?怖くない?」

夏鈴は小さく頷く。

「怖くなったら、突き放していいからね。」

陸斗はそう言って、夏鈴に優しく口付けした。
夏鈴は今まで感じたことない幸せな気持ちになった。
夏鈴の表情をみて、陸斗は何度も口付けを繰り返した。

「やば、もう時間だね。じゃあな。体無理するなよ。」

「ありがとうございました。さようなら。」

そう言って夏鈴は車をでて、由衣の家に入っていった。