そしてあっという間に午前の授業が終わり


彩香「美奈ー!お昼食べよーー!」


お昼休みがやってきた。

美奈「ごめん。ちょっと用事があるから。」

彩香「!!あーー! 例の生徒会長との密会?!」

美奈「誤解を招く言い方はやめてね。」

彩香「だって美奈、話す話すっていいながら結局何にも話してくれないんだもん。」

美奈「それは本当にごめん!今日の放課後、全部話すから許して。」

彩香「約束だよ?」

美奈「はいはい。


彩香「パフェ奢りね?」

美奈「じゃあ行ってくる。」


ギャーギャー騒ぐ彩香を残し、
待ち合わせの場所へと向かったのだった。


____


______…




ガチャ…


屋上へのドアを開けると、



風間「やぁ、美奈ちゃん。待ってたよ。」


奥のフェンスに
いつも通りの爽やかオーラをまとった
生徒会長がもたれかかっていた。


美奈「お待たせしてすみません。よろしくお願いします。」

山神帝の秘密。

それが今日、ここでわかるんだ。


美奈「…」


平和な学校生活を取り戻すためにも
なんとしても解決策を見つけなきゃ。


ギュ…




決意を込めて、拳を握りしめた。