シン…


急に静まり返る保健室。


再び、相沢くんに抱きしめられた感覚を思い出してしまい、


ドキドキドキ_____



胸の音がうるさい。


相沢「…」


美奈「…」


しばらく続く沈黙。

そして、

相沢「…あの、さ…」


相沢「…美奈って呼んでいい?」


美奈「え…」


相沢「あ、いや、俺…お前と友達になりたいし…。美奈の方が短くて呼びやすいし…」


少し遠慮がちにそう言った。


相沢「…だめか?」


"友達になりたい"

その一言が、なぜかものすごく嬉しくて


美奈「もちろん!ありがとう、相沢くん。」


気づけばそう口にしていた。


昨日はどうなるかと思ったけど、
こうやって相沢くんと仲直りできて
本当によかった…

心からホッとした瞬間だった。