彩香「…顔色悪いよ?やっぱり休んだら…?」


美奈「大丈夫。」


正直言うと、ものすごく辛い。

ここ最近、寝れてないし、
ご飯もちゃんと食べれていないからだろう。


たけど、今はとにかく早く
相沢くんには謝らないといけない。

もう嫌われて口もきいてもらえないかもしれないけど、、


それでも謝らなきゃ。

その想いだけが、今の私を動かしていた。



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______________…



教室。
 

ザワザワ…

賑わうクラスを見渡し、相沢くんを探す。

彼はまだいなかった。


美奈「…まだ来てないのか…」


とりあえず席に着くことにした。


しかし、



フラッ


美奈「ッ…」


やば…


なんか
キモチワルイ…


彩香「…美奈?」


目の前が真っ暗で、前が見えなぃ____


美奈「…ッ」


倒れる____




そう思ったのに、




フワッ


ああ、この香り知ってる…

歪む視界にかすかに見えたのは



相沢「ッ森永!!」



心配そうにそう叫ぶ相沢くんだった。



あや、まらなきゃ…


美奈「あ…いざわ…くん…ごめっ…ね…」


私の言葉に目を見開く相沢くん。


"謝ることができた"そう思いホッとした瞬間
私は意識を手放した。