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校舎の外に出ると、
綺麗な茜色の秋の夕暮が広がっていた。
風間「………」
帝「………」
あの気味悪い手紙のせいで、
お互いなんとなく話をするのをためらうように並んで歩いた。
先に口を開いたのは
風間「…あのさ、帝。」
翔太だった。
帝「…何だ?」
風間「俺、帝に聞きたいことがあるんだ。」
帝「聞きたいこと?」
風間「うん…。本当はもっと早く話をしなきゃと思っていたんだけど。いろいろ忙しくて今になった。」
生徒会長も楽じゃないね。
そう言いながら翔太は力なく笑った。
そして、急に真剣な表情になったかと思うと、
風間「……帝はさ。美奈ちゃんのこと、どう想ってんの?」
そう言った。