係員「こちらからご乗車となります。足元にご注意ください。」


係員の指示にしたがって
観覧車へ乗る。



帝「あー、疲れた。」


先輩はそう言うと
ドスッと音を立てて隣に座った。


美奈「…」


人混みのなかに長時間いたせいで
自分でも気づかないうちに疲れていたみたいだ。



余計な音のない、静かな観覧車の中で
ゆっくりと時間が過ぎていく。