時間が過ぎるのはあっという間のことで、

いつの間にか約束の土曜日が
目前に迫った金曜日がやってきた。






 
やばい。


色々、やばい。






よく考えたら
休日に男の子と出掛ける、
いわゆる"デート"なるものは
私にとって人生初の一大イベントだ。

もちろん、未経験。


つまり、

何から準備すればいいのか
全く検討がつかないわけで。



美奈「…しくじった。完全に出遅れた。」


思わず口に出してしまうくらいに
私は焦っていた。


てか、もっと早く準備始めなさいよ自分!
という心の叫びは、もはや無意味。


過ぎてしまった時間は、
どう頑張ったって戻ることはない。



美奈「はぁ…どうしよう。」