「はぁっ、はぁっ、はぁっ……諦めないでっ……あたしを……っ、信じて」
「舞ちゃん……っ、これ以上は危ないよっ……!!」
『危ないよ』……か。まあ、ぶっちゃけ""それな""。
体の感覚が徐々に失われていく。視界も霞んできた。でも……それでもあたしは、絶対に諦めない。諦めたくない。
これはもう、あたしだけの勝負じゃないから──。
「残り1分」
アナウンスの声が歪んで聞こえる。リアルに死ぬかもしんないわ、これ。
・・・・あーー、どうせ死ぬなら絶っっ対にゴールの向こう側で死にたいっ!!!!
謎のプライド、いや、謎のド根性でラストスパートを駆けた。
もう感覚も無ければ、視界もボヤけて何も見えない。でも、この先にゴールはある。それだけはハッキリと分かる。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……っ!!!!」
──── 届けっ!!!!
ピーーーーッ!!
終了のホイッスルが鳴った。
あたしは……あたし達はゴールできたのかな……?どうなったんだろ、もう分かんないや。
「舞ちゃん……っ、舞ちゃんスゴいよっ、本当にゴールしちゃうんだもん……っ。ありがとう、ありがとね……っ、舞ちゃん」
「舞ちゃん……っ、これ以上は危ないよっ……!!」
『危ないよ』……か。まあ、ぶっちゃけ""それな""。
体の感覚が徐々に失われていく。視界も霞んできた。でも……それでもあたしは、絶対に諦めない。諦めたくない。
これはもう、あたしだけの勝負じゃないから──。
「残り1分」
アナウンスの声が歪んで聞こえる。リアルに死ぬかもしんないわ、これ。
・・・・あーー、どうせ死ぬなら絶っっ対にゴールの向こう側で死にたいっ!!!!
謎のプライド、いや、謎のド根性でラストスパートを駆けた。
もう感覚も無ければ、視界もボヤけて何も見えない。でも、この先にゴールはある。それだけはハッキリと分かる。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……っ!!!!」
──── 届けっ!!!!
ピーーーーッ!!
終了のホイッスルが鳴った。
あたしは……あたし達はゴールできたのかな……?どうなったんだろ、もう分かんないや。
「舞ちゃん……っ、舞ちゃんスゴいよっ、本当にゴールしちゃうんだもん……っ。ありがとう、ありがとね……っ、舞ちゃん」