「はあ?だから?あなた、私に文句でもあるわけ?蓮のサーバントがこの私にっ……」
「凛。前田さんに当たるのはやめろ」
いつもニコニコしている蓮様からは想像できないほど、冷たい目をしていた。
「……っ!!なによ……」
きっと前田先輩はあたしのフォローをしてくれたんだと思う。本当に優しい先輩だ。それが気に入らない凛様が、前田先輩に噛み付こうとしたけど、蓮様がすかさず前田先輩を守った……。やっぱ蓮様、前田先輩ペアはいい関係性だなぁ。
相変わらず上杉先輩はタブレットをかまって、あたしのことはスルー。
「七瀬さん。会場へ案内します」
「はい」
「僕達も応援に行くから頑張ってね、舞ちゃん」
結局、最後まで目も合わせなければ何も言わなかった九条に心底嫌気が差した。あたしは笑顔で手を振ってくれている蓮様に頭を下げて、前田先輩と共に部屋を出た──。
「九条様と喧嘩でもしましたか?」
「……あ、いえ別に、喧嘩というほどのものでは……」
「そうですか」
・・・・そして連れて来られたのは、サーバントらしき人達が集められている広い会場だった。
「私はここまでです。今年は審査員 兼 監視員として七瀬さんを見守ります。頑張ってくださいね」
「凛。前田さんに当たるのはやめろ」
いつもニコニコしている蓮様からは想像できないほど、冷たい目をしていた。
「……っ!!なによ……」
きっと前田先輩はあたしのフォローをしてくれたんだと思う。本当に優しい先輩だ。それが気に入らない凛様が、前田先輩に噛み付こうとしたけど、蓮様がすかさず前田先輩を守った……。やっぱ蓮様、前田先輩ペアはいい関係性だなぁ。
相変わらず上杉先輩はタブレットをかまって、あたしのことはスルー。
「七瀬さん。会場へ案内します」
「はい」
「僕達も応援に行くから頑張ってね、舞ちゃん」
結局、最後まで目も合わせなければ何も言わなかった九条に心底嫌気が差した。あたしは笑顔で手を振ってくれている蓮様に頭を下げて、前田先輩と共に部屋を出た──。
「九条様と喧嘩でもしましたか?」
「……あ、いえ別に、喧嘩というほどのものでは……」
「そうですか」
・・・・そして連れて来られたのは、サーバントらしき人達が集められている広い会場だった。
「私はここまでです。今年は審査員 兼 監視員として七瀬さんを見守ります。頑張ってくださいね」