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ーーそして、わたしは、現在に至るというワケだ。

「こいつは上玉だな~」

「女子高生でしかも美人なんてたまんね~」

「4万って約束でしょ?」

男たちは顔を見合わせる。

「あー、ハイハイ。4万ね」

「でも、それはちゃーんと俺たちを楽しませてから

じゃないと渡せないなぁ、へへへ……」

男たちの視線が気持ち悪い。

吐き気がする程に。

けど、言うことを聞かないと。

さらに酷い目に合わせられるのは事実だ。

わたしは震える手で、首元の制服のリボンを取る。

それを、地面に投げ捨てた。

次にシャツのボタンに手を掛ける。

ひとつ、ふたつと、外す。

下に行くにつれて、羞恥心が沸き上がる。

でも、何とか抑えて、わたしは手を止めない。

「おおっ! すっげぇ、谷間だ!!」

「胸、思ったより大きいな。えっろぉ」

男たちが、感想の言葉を次々と述べる。

こんなの、お義母さんに比べたらーー、全然辛くない。