紅いゴンドラは私達2人を乗せて、ゆっくりと空高くにのぼっていく。




車の中よりもっと狭いこの空間に胸は高鳴って止まない。




心臓は壊れそうな程に、どくどくと鳴っているのに、どうしてもっと先生に近づきたいって思ってしまうんだろう。





これ以上近づいてしまったら



きっと



壊れてしまうのに






それなのに



壊れてしまってもいいから






貴方に



もっと近づきたい



貴方に



もっと触れたい






そう、思ってしまう