「うわあっ…!
すっごい……。
私遊園地なんてくるの
小学校以来ですよ、先生!」
くるくると優雅に回るメリーゴーランド
人々の叫びをのせて高速ではしるジェットコースター
街の隅々まで見渡せそうな大きな観覧
久しぶりに見た、楽しそうな乗り物たちに私は感嘆の声を漏らした。
「お前、はしゃぎ過ぎて
転んだりすんなよー」
子どもみたいに喜ぶ私に先生は、意地悪そうに笑い、言ってきた。
「…っ!こ、転んだりなんか
しませんよ!!
ほ、ほら、早く遊びましょう!
今日は全部のアトラクション
堪能しまくるんですからっ。
まずは、
コーヒーカップからです!」
そう言って先生の手を取り、コーヒーカップへと向かった。