次の日もいつも通りだった。

けど、今日も午後に先輩目的のお客様が来店された。





アシスタントだから、あんまり話は入らないけど…「カッコいいよね」と話を振られると答えざるおえない。




しかも、

お客様の意見を否定できないから尚、大変。





昨日の今日だから、答えるのは嫌だけど…昨日のお客様よりは優しいレベルだった。





『まぁ…』

「舜くん、彼女いるんですか?」

「いないんすよ〜」

「え、いないの?」

「いたらもっと幸せオーラ出してると思います」



と、

お客様と大爆笑していた。




お客様と大爆笑している間に私は、貴重な橘先輩の情報を一つ得られました。




「彼女はいないらしい」




これで、昨日みたいなお客様が来たら退治できそうな気がする。






と、

その情報を知っていてもいいことはない。