全てが終わると舜くんも寝ていた布団に入ってきて一緒に寝た。






真っ暗だから、舜くんの顔は見えないし…




『何か、頭から離れなくて…ずっと会いたかった』

と、

伝えると首にすりすりしてきた勢いで首らへんにキスをしてきてくすぐったくて笑ってしまった。






「遠慮なく行くからな」

『わたしに遠慮してたことあるの?』

「たまにはするよ、お姫様だからね」

『初めて知った』





嘘だと思うけど…

一応、受け止めさせてもらいます。




だって、私に気を使ってたらあんなこともこんなこともこうなってないと思うから…

けど、あんなこともこんなこともあったから今があると思うと良かったのかな。





肯定はできないけど…否定もできない。





「おやすみ」

『寝てる間に帰んないでね』

「帰んねぇから早く寝ろ」





熱で辛かったけど、幸せで複雑な夜だった。