「わっ、、、」
広くて長い廊下を歩き続け、3つ目の角を曲がった直後にようやくドレスルームに着いた。
中にたくさんの衣装やマネキン、ドレッサー、試着室のようなものがある。
周りをきょろきょろしていると、メイドたちに試着室の中に引きずり込まれてしまった。
「あの、1人で着替えれるので、、、」
そう言って私を囲むメイドたちを追い出そうとする。
さすがにこのダサい服を剥がされてダサい下着まで見られることは避けたい。
「いえ、ですがこれが私たちの仕事ですので、、、」
食い下がるメイドたちに困惑する。
そんなこんなで揉めているうちに、2人のメイドが大量のドレスを抱えてきた。
「お好きなものを選んでください」
色とりどりのドレスを前に私は固まった。
「でもどれがいいとか分からないですし、、、」
ドレスを選ぶのも着るのも初めてだ。
自分に似合うものが少しも分からない。
「でしたら、紬様は綺麗な黒髪ですので青色が映えるかもしれませんね」
そう言いながらメイドたちが数着のドレスを見せてくれた。
全て青色で、どれもゴージャスで高そうだ。
「この中から好みのものを選んで頂ければ、ヘアセットやお化粧はこちらでやらせて頂きます」
ヘアセットやメイクもしてくれるなんて、、、
どちらもまともにしたことがない私にとってはありがたい話だ。
こんなにいい人ばかりなんてほんとにあいつに仕えてる人なのだろうか、、と心配になる。
「じゃあ、これで、、、」
メイドが抱えているドレスの中から私が選んだのは、その中で1番シンプルなものだった。
シンプルと言っても、他のがゴージャス過ぎて相対的にそう見えてるだけかもしれないけれど。
「かしこまりました。ではさっそくドレスアップしましょうか」
そう言うや否や、メイドは秒速で私の身ぐるみを剥がして素早くドレスを着させた。
あっという間過ぎて恥じる暇もない。
「とても素敵ですね。坊っちゃまとお似合いです」
そんな褒め言葉を頂いて改めて鏡を見るが、ヘアセットやメイクをしてないからかちぐはぐに見えた。
「まだ時間はたっぷりあるので、もっと素敵に仕上げていきましょうね」
メイク道具やヘアブラシを片手に微笑むメイドたちに、全てが初めての私は一抹の不安を覚える。
「お、お願いします、、、」
広くて長い廊下を歩き続け、3つ目の角を曲がった直後にようやくドレスルームに着いた。
中にたくさんの衣装やマネキン、ドレッサー、試着室のようなものがある。
周りをきょろきょろしていると、メイドたちに試着室の中に引きずり込まれてしまった。
「あの、1人で着替えれるので、、、」
そう言って私を囲むメイドたちを追い出そうとする。
さすがにこのダサい服を剥がされてダサい下着まで見られることは避けたい。
「いえ、ですがこれが私たちの仕事ですので、、、」
食い下がるメイドたちに困惑する。
そんなこんなで揉めているうちに、2人のメイドが大量のドレスを抱えてきた。
「お好きなものを選んでください」
色とりどりのドレスを前に私は固まった。
「でもどれがいいとか分からないですし、、、」
ドレスを選ぶのも着るのも初めてだ。
自分に似合うものが少しも分からない。
「でしたら、紬様は綺麗な黒髪ですので青色が映えるかもしれませんね」
そう言いながらメイドたちが数着のドレスを見せてくれた。
全て青色で、どれもゴージャスで高そうだ。
「この中から好みのものを選んで頂ければ、ヘアセットやお化粧はこちらでやらせて頂きます」
ヘアセットやメイクもしてくれるなんて、、、
どちらもまともにしたことがない私にとってはありがたい話だ。
こんなにいい人ばかりなんてほんとにあいつに仕えてる人なのだろうか、、と心配になる。
「じゃあ、これで、、、」
メイドが抱えているドレスの中から私が選んだのは、その中で1番シンプルなものだった。
シンプルと言っても、他のがゴージャス過ぎて相対的にそう見えてるだけかもしれないけれど。
「かしこまりました。ではさっそくドレスアップしましょうか」
そう言うや否や、メイドは秒速で私の身ぐるみを剥がして素早くドレスを着させた。
あっという間過ぎて恥じる暇もない。
「とても素敵ですね。坊っちゃまとお似合いです」
そんな褒め言葉を頂いて改めて鏡を見るが、ヘアセットやメイクをしてないからかちぐはぐに見えた。
「まだ時間はたっぷりあるので、もっと素敵に仕上げていきましょうね」
メイク道具やヘアブラシを片手に微笑むメイドたちに、全てが初めての私は一抹の不安を覚える。
「お、お願いします、、、」