「一緒に帰ろ、ひらり。」
「うん。」

美羽ちゃんの隣は落ち着く。
美羽ちゃんがそばに居てくれるだけで
安心出来る。

「ひらり、今日も家くる?」

やっぱり美羽ちゃんは優しい。
そんな優しい声で聞かれたら甘えたくなっちゃう。

「ううん、今日は帰らなきゃ。」
「無理に帰らなくても大丈夫よ?ひらり。」
「ありがとう美羽ちゃん。でも大丈夫だよ。」

美羽ちゃんが心配そうな顔で私を見る。
大丈夫だよ。
私は強いから。
何があっても平気なの。