「私は君の気持ちには応えられない。」

そう一言言い残して私は逃げるように空き教室を出た。

心が苦しかった。
胸が痛かった。


本当は私だって君のことが好きだ。


たぶん君が私のことを好きでいてくれてる以上に私の方が君のことを好きだと思う。

でもそれを君に伝えちゃいけないと思う。

私なりの勝手な気遣いだ。