「あの、急に何ですか!」
朝教室に来てた人だ…
歌恋ちゃんいわく、鉄壁の瀬良と言われてるらしい。
女子に囲まれてもとくに反応はしないけど誰かと付き合うことも遊ぶこともない。
イケメンで人気者の2年生だとかいってた。
そんな人がわたしになにか、、?
という心境だ。
「その、ちょっとお礼がしたくて…でも全然会ってくれないから…」
しょんぼりした顔をわたしに向けてくる
見た目のイメージとは裏腹に少しかわいく感じた。
「あの、この前は本当にありがとうございました。」
満面の笑みを向けてくる。
「そんな、その、それ私じゃないです。」
申し訳ないけど学校でこれ以上目立ちたくないし余計な交友関係を広げたくない
だって、意味ないから。