仕方ない


歌恋ちゃんに廊下で待っててもらって取りに行くことにした。


「すみません、通してください…」

入り口まではたった3メートルなのに女の子たちの壁が分厚くてなかなか辿り着けない


入り口に近づくごとに集団の中心によっていく。


「あと、ちょっと!」


やっとのことで入り口に辿り着き半ば押されたように教室の中に入ると

入り口付近の角の席に女の子に囲われて座る男の子が見えた