「ち」
 と、まことはいった。
 「まさか、力づくで突破しようとするとはな」
 と、梅。
 まことは、右手を下にやった。
 「うをおおおおおおおおお」
 と、まことはうなった。
 「ん?」
 梅は、スマホをまことにかざした。
 まことの右手こぶしにオーラが集中していく。
 「うをおおおおおおおおお」
 梅のスマホにまことが写っている。