「おーい、椛と光杞。飯できたー」


少しすると、キッチンから桜也の声がした。




「朝ご飯、光杞も食べる?」

「だねー。疲れたから食べる。」


話を聞くと光杞は、2日間オールしたそうだ。


椅子につきながら、眠たそうに目をこすっている。

 



「わー、今日は久しぶりの和食か。」

 
見ると机には、米と味噌汁、肉じゃがと卵焼きなどザ和食の朝ご飯が並んでいた。

まるでどこかの料亭みたい。





「おいしそー。いつもありがとね、桜也。」


「どーいたしまして。食べるか。」


「うん。眠たいから食べて目覚まそー。」




私たちは笑って手を合わせた。




「「「いただきます。」」」