「……3年前に勝手にいなくなった幼馴染に再会したんですよ。そこの星瀬浜で。」



「……へぇ。そんな物語の世界のような奇跡も起こるのねぇ…。」



…結構毒舌な、叶葉さん。



彼女は優しく頼もしいけれど、こうやって毒舌でいたずらっ子みたいな一面もある可愛い人だ。


 


「もっと聞かせてよ、幼馴染くんの話。小説の参考にしたいわ。」
 

と言ってパソコンをパタリと閉じた。

体制までしっかり整えて完全に聞く気満々だ…。私、まだ了承してないのに………。