「お待たせ、桜也!」 入口のゲートをくぐるといきなり光杞が誰かに声をかけた。 「遅っ、寒いし待ちくたびれた。」 「は……っ…?!え…?何で……、」 思わず叫ぶような声を上げてしまう。 ……だって…、 そこには…… いるはずのない桜也と柚燈がいたから。