だけど誰に聞けばいいか検討もつかなかった。
「こっれて都市伝説なんだよね? それなら、とりあえず他の生徒たちに聞いてみたらどうかな?」

瑠美がようやく落ち着いてきた様子で言った。
この街の伝説なら、他にも知っている子がいても不思議じゃない。

沙友理よりももっと詳しい生徒だっているかもしれない。
「よし、じゃあ今日の昼休憩中にみんなで話を聞いて回ってみよう」

「うん」
四葉は大きく頷いたのだった。