教室は…

静まった。




…えぇ~

静まんなくていーのにぃ…。





そして…



―ヒャァッ…


「… …」





優史…もう…

やめて…本当の、お願い…。





貴方は、

あたしのほうを向き…


その、綺麗な指先であたしの体を包む。




「紅っ?!抱き合う関係なワケ?!」



…えっ!

違うに決まってんじゃん。



「… …ち、ちが…「そうだよ」












…優史。

どっか…いっちゃってよ…


もう、嫌いになっちゃうよ…。


「まじで?」


「り、凛香!違うってば…」