その、あまりの恥ずかしさに


逃げ出してしまった。







なんでだよぉぉぉ…


「…見られてたんだ」




俺が、告白してたところを…

クラスみんなで観戦してたんだ…。


酷いよ…




「っく…ヒック…ぅうう…」




―その次の日



「なーなー、お前って紅に告ったべー」


「え…」


俺のことは、どーでもよかった。




…紅、 …紅、 …紅


もう、

上靴なんか飛ばして走っていた。




「星川さんっ!」


「キャッ!何?」


「大丈夫でしたかっ?!」



「何が… …」


「や…その…」



「ウザ。」


… …ってことは、



何か言われたんだ。

こんな寂しそうな顔見たことない…。


俺のせい…。


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