「いとこだかなんだか知んねぇけどさ!
お節介にもほどがあんだよ!」
「… …」
「もう…紅のことで…話さないでくれ」
「… …」
コクンッ
小さく頷いた。
凛香のボロボロになっている顔は、
涙のせいか?
俺のせいか?
…どっちにしても、俺のせいか。
まじで
もう、紅のことは言われたくなかった。
差別を受けるのは…
紅なのだから。
俺は、8年前のことを…思い出す。
―****8年前****―
「星川紅~!デブりんが呼んでんぞ~」
―ガララララッ
…ぅわ。
そんな大声で…恥ずかしいな…///
「はぁ?今取り込み中~」
「そー言わずに~」
思ったとおり…紅は嫌がった。