私は必死だった、



こんなことで悩む友人を…

ほっとくワケにはいかないょね




「紅ぃ~…」




ガバッ


子供みたいに、座っている私に

抱きついてきた。



当然、泣き声は聴こえるか…

というと

そーでもない。


クラスのがウルサくて、かき消される。



「私っ…っく…ら、せん…ぱぃ…すっ…ぃっく」


((訳すと…※ 私、佐倉先輩が好き…




「うん…」


「だ、…っか…らぁ…ぅぅ~…ぃ…う~…」


((訳すと…※ だから…言う。



「うん…」



私達2人は、黙って聞いていた。






有咲の、

堅い決心に…――――









心揺れる。