―チチチチチチ


…目覚ましウザい。

うるさいなぁ、もう…。



「あ゛… … …」


「紅?起きた?」


「…ゆ、優史ぃっ?!」



驚きすぎて、裏返った。

そんな私を見て激しく笑う優史。


ってか何故私の部屋に????


「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」


「おっ、おい…そんなデカい声ださなくても…」


モガッ


「…んっ、だってぇ~…」


口を封じられた。

少女漫画だったら、Kiss されていただろう。



優史は大丈夫。

仲の良い、幼馴染だから…。


絶対

恋になんか落ちないって、思ってた。



「今着替えるねっ。… …」


ジーッ


「え?何?」


優史はとぼけた声で言った。

…あの、私今


着替えるんですが。


後ろ…向いてくれません?


「あ、あぁ。ごめん…」


「ん、いいよ」


パッ

顔が真っ赤になった、と思ったら

耳まで猿になっちゃった。


…からかってしまった。



でわ、

今のうちに説明しよう。