「どうなんだね?Mk―Ⅱは」
「…思ったよりは軽傷、というべきっすかね」
通信モニターの向こうで、メカニックは溜息をつく。
「ソルジャーカスタムの装備していた火器が、比較的小口径なのが幸いしましたね。加えてソルジャー系AMのコクピット周りは頑丈に作られている。生存率も高い」
あれだけの攻撃を受けながら、帝君が軽度の打撲だけで済んだというのは、実に運が良かった。
しかし…。
私は顎鬚(あごひげ)を撫でながら思案する。
「Mk―Ⅱの修理状況は?」
「外部装甲だけで、何とか修理は終わりそうだが…背部可変翼とスラスター、こいつはちと時間がかかるかもしれませんね。動くようにするだけならすぐだが、飛行機能は少々時間を貰わねぇと…」
「そうか…」
軽く目を閉じ、私は頷いた。
「引き続き修理を頼む。無理を言うが、できるだけ急いでな」
「…思ったよりは軽傷、というべきっすかね」
通信モニターの向こうで、メカニックは溜息をつく。
「ソルジャーカスタムの装備していた火器が、比較的小口径なのが幸いしましたね。加えてソルジャー系AMのコクピット周りは頑丈に作られている。生存率も高い」
あれだけの攻撃を受けながら、帝君が軽度の打撲だけで済んだというのは、実に運が良かった。
しかし…。
私は顎鬚(あごひげ)を撫でながら思案する。
「Mk―Ⅱの修理状況は?」
「外部装甲だけで、何とか修理は終わりそうだが…背部可変翼とスラスター、こいつはちと時間がかかるかもしれませんね。動くようにするだけならすぐだが、飛行機能は少々時間を貰わねぇと…」
「そうか…」
軽く目を閉じ、私は頷いた。
「引き続き修理を頼む。無理を言うが、できるだけ急いでな」