グリフォンの艦砲射撃は続く。

その射線を掻い潜りながら、私のソルジャーカスタムとレイカーのドラグーンはその場を離脱する。

「茜…行くな…茜…茜ぇぇぇぇええぇぇっ!!!!」

ただ。

真紅郎の叫びだけが、コクピットの通信機からいつまでも聞こえていた…。