一糸乱れぬフォーメーションで、三機のAMが荒野を駆ける。
向かうは眼前、帝重工の評価試験基地。
その駐機場に鎮座するコスモノア級汎用機動母艦グリフォンが我々の標的だ。
「いよいよですね、少佐」
コクピットの通信モニターに、部下の顔が映る。
「ついに我らの開発した機体の真の性能を、世界中に知らしめる時が来ました」
「気負いすぎだ、レイモンド」
私は部下を諌める。
「まずは初陣だ。確実に任務を遂行する事だけを考えろ」
「それはわかっています。しかし」
部下は続ける。
「帝重工のソルジャーシリーズよりも、我が社の『ドラグーン』の方が明らかに性能で勝る。その事を衆目の目の前で見せ付けてやらねば気がすみません」
「……」
無理もないか。
彼らコンロット社の人間は、帝重工に苦汁を舐めさせれらてきたのだから。
向かうは眼前、帝重工の評価試験基地。
その駐機場に鎮座するコスモノア級汎用機動母艦グリフォンが我々の標的だ。
「いよいよですね、少佐」
コクピットの通信モニターに、部下の顔が映る。
「ついに我らの開発した機体の真の性能を、世界中に知らしめる時が来ました」
「気負いすぎだ、レイモンド」
私は部下を諌める。
「まずは初陣だ。確実に任務を遂行する事だけを考えろ」
「それはわかっています。しかし」
部下は続ける。
「帝重工のソルジャーシリーズよりも、我が社の『ドラグーン』の方が明らかに性能で勝る。その事を衆目の目の前で見せ付けてやらねば気がすみません」
「……」
無理もないか。
彼らコンロット社の人間は、帝重工に苦汁を舐めさせれらてきたのだから。