派手な柄のシャツに黒いズボンに顔に刺青の入った男と

白いタキシードに、ネックレスじゃらじゃらの男。

「・・・す、すいません!私の不注意で!!」

すると柄シャツの男が突然足を抑えた。

「いってー。骨折れちゃったかもなー。

おい、女!どう責任取ってくれるんじゃ!」

「せ、責任って・・・

私まだ高校生で...そんなお金無くて」

「・・・舐めとんのか?

じゃあここに親呼べや!

それで責任とってもらうからな!」

「…」

怖すぎる男たちに高校生の芽衣が、逆らえる訳もなく

震えた手で電話をポケットから出したその時、


「・・・電話する必要なんかねえよ。」

「・・・え」

突然背後から現れた長身の男に携帯を取られる。

「で、でも電話しないと・・・

か、返してください!」

「だーかーら、その必要はないって言ってんの。」

黒いスーツに身を包んだ男はそのまま芽衣の前に立つ。