【葵side】
「んっ……はぁっ…、もっと…っ」
あー…。名前。なんだったかな。この子。
僕に惹かれ、僕という男を一生懸命欲する目の前の彼女は半年前までクソダサメガネ女子だった。
それが今となっては髪の毛もくるくるに巻いてスカートも随分短く上に上げて…、
「もっと私を見て」と言わんばかりに僕の視線を独占したがっていた。
「あおい…っ、くんっ…」
人通りの少ない路地裏の一角。
時々通勤途中のサラリーマンが横切るだけの穴場。
僕は彼女を壁に押し付け、欲されるがままにひたすらキスを落としていた。
「これでいい?」
吐息が混ざり合う中、やがて彼女の頬に当てていた手を下ろす。
朝からこれだけ相手してあげたんだ。
満足してくれなきゃ困る。
僕だってこれから学校だし。
これ以上制服が乱れるのはごめんだ。
「やだっ…、行かないで…っ」
くるりと向きを変え歩き出そうとした僕の背に彼女がしがみつく。
「私…っ、葵くんの……本命になりたい…。だめ……?」
ギュッ、とさらに強い力で制服が握られ、首元が引っ張られる。
あー…。本気になられると困るんだよなぁ。
めんど。
「んっ……はぁっ…、もっと…っ」
あー…。名前。なんだったかな。この子。
僕に惹かれ、僕という男を一生懸命欲する目の前の彼女は半年前までクソダサメガネ女子だった。
それが今となっては髪の毛もくるくるに巻いてスカートも随分短く上に上げて…、
「もっと私を見て」と言わんばかりに僕の視線を独占したがっていた。
「あおい…っ、くんっ…」
人通りの少ない路地裏の一角。
時々通勤途中のサラリーマンが横切るだけの穴場。
僕は彼女を壁に押し付け、欲されるがままにひたすらキスを落としていた。
「これでいい?」
吐息が混ざり合う中、やがて彼女の頬に当てていた手を下ろす。
朝からこれだけ相手してあげたんだ。
満足してくれなきゃ困る。
僕だってこれから学校だし。
これ以上制服が乱れるのはごめんだ。
「やだっ…、行かないで…っ」
くるりと向きを変え歩き出そうとした僕の背に彼女がしがみつく。
「私…っ、葵くんの……本命になりたい…。だめ……?」
ギュッ、とさらに強い力で制服が握られ、首元が引っ張られる。
あー…。本気になられると困るんだよなぁ。
めんど。