「開けろって言ってんの。わかるかな?」


先ほどよりもさらに笑みを浮かべる白洲。


男達は冷や汗がダラダラと止まらない。

ドアを開けたら終わりだと思い、せめてもの抵抗で恐る恐る窓を開ける。


「君達だよね、最近つけてきてるの」

「す、すみません!」

「阿翠組は解散したでしょ?今更何のよう?」

「っ·····えー、えーっと·····」


男達は阿翠(あすい)組の下っ端だった。