勿論桃子も同じように白洲に自分の分のアイスを分けてあげる。
その様子を少し離れたところから見ている男達。
「みんな113番にデレデレだな」
「そうっすね、あの黒神組の幹部がみんな揃って」
「やっぱり逃すには惜しい」
113番·····それは桃子が黒神達と出会ったあの牢屋に入れられていた時に呼ばれていた番号。
そう、この男達はあの牢屋にいた黒ずくめの男達の仲間だった。
「ももちゃん、ちょっとだけ待っててね。“ゴミ”捨ててくるから」
桃子の食べ終わったカップとスプーンを受け取って車の外へ出ていく。
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