「ん、うまい!」


赤宮は笑顔で返す。


そんな赤宮だからこそ今日の病院の付き添いにも任されたのだろう。


今の所、桃子は赤宮に比較的1番懐いている様子だった。

赤宮は感情が顔に出やすいので、安心できるのだろう。


「今ならいけるんじゃないですか?」

「うん、だな!」


桃子と赤宮を見ていた男達は席を立とうと腰を少し浮かせた。

しかしその瞬間、ものすごい視線が·····